その他加工・販売
硬質塩ビ加工(下敷き加工)
下敷き加工は、印刷物を100~500μ(0.1~0.5㎜)の硬質塩ビ(PVC)フィルムで両面から挟み込み、熱圧着する方法であり、これらを行うことで一般に言われるプラスチックの「下敷き」を作ります。
コート紙やユポなどに印刷済みの刷本を支給して頂き、硬質塩ビ加工を施した後に、A4やB5などの規格サイズやカードサイズなどの希望サイズに角丸断裁加工をして「下敷き」の状態で出荷します。
小学校などの教育向けはもちろん、農業向けに果物の色見本としてや、製造業向けにマニュアルの整備としてなど、幅広い業界で利用されている他、広報用・販促用としても使われており、根強い人気がある商品です。
フィルムの厚さは0.1㎜、0.15㎜、0.2㎜、0.25㎜、0.3㎜、0.4㎜、0.5㎜とあり、一般的には0.2㎜前後が多用されています。(0.1㎜や0.3㎜、0.4㎜、0.5㎜はメーカー在庫が無いことも多いので事前にご確認下さい)
印刷物をご支給される場合は、PP加工と同様に天地左右ともに外トンボから10㎜の余白を設ける必要があります。また、ドブに関しても基本的に6㎜、紙やフィルムが厚い場合は10㎜空けて頂く必要があります。
ラミネート(パウチ)加工では耳と呼ばれるフィルムのフチを付けることで防水の役目を果たしますが、下敷きの場合は耳は付かない為、防水性を上げたい場合はユポに印刷することをお勧め致します。
また、弊社は印刷会社ではありませんが、印刷からのご依頼もお受けしております。
マット調の硬質塩ビ加工も加工可能ですが、マットの場合は梨地調のフィルムとなりますので、ザラザラとした手触りの物になります。
硬質塩ビ加工はPP加工やラミネート加工よりも光沢や強度に優れており、丈夫さを求められるプラスチック下敷きには、より向いている加工となります。