PP加工とラミネート加工について(その2 素材の違い)


 

本日はPP加工とラミネート加工(パウチ加工)の、素材などの違いについてご説明します。

 

PP加工に使われるフィルムは、その名の通りポリプロピレン(PP:PolyproPylene)の略称であり、ラミネート加工に使われるフィルムは一般的にはポリエチレンテレフタレート(PET:PolyEthylene Terephthalate)、通称ポリエステルフィルムになります。

 

PP加工では概ね24~27μ(0.024~0.027㎜)の厚さのフィルムを使用しますが、ラミネート加工に使用されるフィルムは、薄いタイプでもメーカーによって32~42μ(0.032~0.042㎜)となり、一般的な薄手タイプで38~40μ(0.038~0.04㎜)となる他、広く使われている中手タイプで100μ(0.1㎜)、厚手タイプで150μ(0.15㎜)~350μ(0.35㎜)などがあります。

 

350μのラミネートは専用の業務用ラミネーターでないと対応は難しく、仕上がりはもはや硬いプラスチックの板です。

 

もともとPPフィルムよりもPETフィルムの方が硬い素材ではありますが、一般的にもフィルムが厚くなれば、比例して硬く丈夫になっていきます。

 

PP加工に使用されるフィルムはその薄さから、加工後に製本やサック貼り(パッケージ化)がより施しやすいと言えます。

 

パッケージといえば、コロナ処理されていないPPフィルムは糊が付かなくてパッケージには向いていないのですが、PETフィルムは接着性が良い為、サック貼り用として薄いPETフィルムをPP加工と同じように貼る、PET加工もあります。

 

一般的なPP加工(やPET加工)と一般的なラミネート加工のフィルムでは、その厚さに4倍もの違いが生じることから、その1でも触れたように、加工を間違えると仕上がり具合がまるで異なる物ができてしまいます。

 

ですが、素材は違うものの、環境面においてはPP加工・ラミネート加工ともに配慮されており、それぞれ燃焼すれば水と二酸化炭素に分解され、有毒なガスなどは発生しないため、可燃ごみとして普通に扱われます。

 

次回はPP加工とラミネート加工(パウチ加工)のそれぞれの仕上がりなど、その特徴の違いについてご説明したいと思います。


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